椎間関節性腰痛とは?
椎間関節性腰痛とは、背骨の後方にある「椎間関節」という関節に負担がかかり、炎症や機能障害を起こすことで生じる腰痛です。加齢や姿勢不良、急激な動作などがきっかけとなることが多く、「ぎっくり腰」と診断されるケースの中にも、実はこの椎間関節が関係していることがあります。
主な症状
- 腰の奥にズーンとした鈍痛
- 特に立ち上がりや起き上がりの動作で痛みが出やすくなります。
- 反る動作で腰が痛い
- 立った状態で腰を反らせると痛みが強くなるのが特徴的です。
- 朝起きたときのこわばりや痛み
- 起床時に腰が固まっているような感じがし、動かすと徐々に楽になります。
- 座っていても痛いが、立ち上がるときに特に痛む
- 長時間の座位や中腰がつらく、体勢を変えると痛みが走ることがあります。
- 片側に痛みが集中することも
- 痛みは左右どちらか一方に出ることが多く、しばしば殿部や太ももの上部にも放散します。
よくある誤解
椎間関節性腰痛は、レントゲンやMRIでは明確に写りづらいため「異常なし」と診断されることもあります。しかし、実際には関節の機能異常が隠れており、放置すると慢性腰痛の原因にもなります。
当院での対応
当院では、早期の治療が必要と考えています。徒手検査や姿勢評価を通じて椎間関節性腰痛の原因をしっかり見極め、必要に応じて関節調整や筋肉アプローチを行います。痛みの緩和だけでなく、再発を防ぐ姿勢改善やセルフケア指導も行っております。