病院で改善されない腰痛
【専門家が解説】「腰痛の85%は原因不明」でも治る理由 〜東洋医学から読み解く現代腰痛の本質〜
こんにちは、〇〇鍼灸院の院長 ◯◯です。
臨床経験〇〇年、これまで延べ〇〇名以上の患者さまの施術を行ってまいりました。
その中でも、特に多くご相談をいただくのが「腰痛」に関するお悩みです。
現在、日本には約2800万人の腰痛有訴者がいるとされており、これは成人の約4人に1人が腰に問題を抱えているという計算になります。
■ なぜ、腰痛は現代人にとって「宿命」なのか?
人間は進化の過程で四足歩行から二足歩行へと移行しました。
これにより、両手が自由に使えるようになった反面、上半身の重みを常に腰椎で支える構造となり、慢性的な腰部への負担がかかるようになったのです。
さらに現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用、運動不足などにより、長時間座位の姿勢を強いられる生活が主流です。
このような姿勢習慣は、腰部筋肉・関節に不自然な負担をかけ、腰痛を引き起こす大きな要因となっています。
■ 85%の腰痛は、画像診断では原因がわかりません
医療機関においてレントゲンやMRIを撮っても、「異常なし」と言われるケースが多くあります。
実際、腰痛の**約85%**は「非特異的腰痛」とされ、原因が明確に特定されていないのが実情です。
逆に言えば、「異常が見つからなかった=問題がない」というわけではなく、
現代医学では捉えきれない原因が、体のどこかに潜んでいる可能性があるのです。
■ 東洋医学が得意とする「原因不明の腰痛」へのアプローチ
私たち東洋医学の専門家は、目に見える異常だけでなく、体全体の「気・血・水」の流れや、五臓六腑のバランスを診ていきます。
東洋医学では腰痛を、以下のようにタイプ別に分類し、体質や生活環境に応じた施術を行います。
① 気滞(きたい)タイプ:ストレス・自律神経の乱れによる腰痛
特徴:動くと楽になる。痛みが日によって変動する。
現代でいうところのストレス性の腰痛に該当し、自律神経や気の巡りを整える鍼灸治療が効果的です。
② 湿熱(しつねつ)タイプ:湿気や食事の影響
特徴:重だるさ、梅雨時期や湿気の多い地域で悪化。
脂っこい食事・甘い物を好む方に多く、消化器系の負担や体内の余剰な水分・熱が原因とされます。
③ 瘀血(おけつ)タイプ:血流の滞りによる痛み
特徴:刺すような痛み、夜間悪化、冷えを伴うことも。
「血」の巡りが悪く、慢性痛や女性特有の症状にも関連しているケースが多いです。
④ 腎虚(じんきょ)タイプ:加齢・体力低下が引き金
特徴:慢性的な鈍痛、疲れやすい、足腰のだるさ。
「腎」は東洋医学で生命エネルギーの貯蔵庫とされ、加齢や過労で腎が弱ることで腰痛が発症しやすくなります。
■ 鍼灸治療は「自然治癒力」を最大限に引き出します
東洋医学的な鍼灸治療は、単に痛みを取るだけでなく、
気血の流れを整え、自律神経やホルモンバランスを安定させることで、身体全体の回復力を高めることを目的としています。
これは薬物療法と併用しても問題がなく、副作用の心配もないため、近年では病院での治療と並行して鍼灸を取り入れる方が増加しています。
■ 最後に 〜腰痛で悩むすべての方へ〜
腰痛は、単なる「痛み」ではなく、身体の不調を知らせる重要なサインです。
そして、その原因は必ずしも腰だけにあるとは限りません。
もしあなたが、
「画像では異常なしと言われたけど、腰の痛みが取れない」
「慢性的な腰痛で、日常生活に支障がある」
とお感じでしたら、一度東洋医学の視点での診断と施術を受けてみてください。
当院では、臨床経験に基づいた丁寧な問診と施術で、あなたの身体の声に耳を傾け、最適なケアをご提案いたします。