Blog記事一覧 > 9月, 2025 | 浪速区・大阪日本橋のとくなが鍼灸整骨院(とくなが鍼灸整骨院・とくなが鍼灸院)の記事一覧
【野球選手必見】腰の奥がズーンと重い…それ、椎間関節性腰痛かもしれません
野球を続けている中で、こんな経験はありませんか?
バッティングや投球の後に腰の奥が重だるい
腰を反らす動作がつらく、プレーに支障が出る
朝起きると腰が固まったような感覚がある
ベンチから立ち上がる瞬間に腰に激痛が走る
投球側の腰が特に痛み、お尻や太ももにまで痛みが広がる
これらの症状に心当たりがある方は、「椎間関節性腰痛」の可能性があります。
野球選手に多い腰痛の正体とは?
椎間関節性腰痛は、腰椎の関節にかかるストレスによって発症します。
特に野球のスイングや投球といった、回旋+伸展の動作が繰り返されることで負荷が集中し、炎症や痛みを引き起こします。
野球選手にとって、腰はパフォーマンスの要。
この部分に痛みがあると、スピード・パワー・コントロールすべてに影響が出てしまいます。
当院のサポート体制
当院では、野球選手特有の動作や体の使い方に着目し、以下のようなアプローチで改善を図っています。
動作分析による原因の特定
競技特性に応じたリハビリ・トレーニング
個別の治療プランの作成
東洋医学による体質改善・自然治癒力の活性化
東洋医学の考え方を取り入れ、脈やお腹を診ながら全身のバランスをチェックし、生命力(気)の流れを整える鍼灸治療も実施しています。
治療後に「もう治ったかも?」と感じる方もいらっしゃいますが、それは一時的にバランスが整っただけ。本質的には、生命力の底上げが必要です。
腰の痛みだけじゃない、慢性的な不調にも対応
腰の痛み以外にも、野球選手には以下のような悩みも多くあります。
慢性的な疲労感
睡眠の質の低下
食欲不振や集中力の低下
当院では、東洋医学の観点から「なんとなく不調」を見逃さず、心身のバランスを整えることで、プレーへの集中力や回復力の向上をサポートします。
最後に:あなたの競技人生を守る“駆け込み寺”として
椎間関節性腰痛は、「がんばりすぎた結果」生じることが多く、選手の努力の証とも言えます。
しかし、放置していては選手生命を縮めかねません。
当院では、スポーツを続けるすべての方にとって、安心して通える“駆け込み寺”のような存在でありたいと考えています。
適切な治療と予防で、あなたの競技人生をもっと輝かせましょう。
鍼灸で整える「陰と陽」 ― 目の使い過ぎが不妊に与える影響とは?
私たちの体は「陰」と「陽」のバランスによって成り立っています。鍼灸では、この陰陽の経絡にやさしく電気を流すことで、全身のエネルギーバランスを整えることができます。特に不妊治療においては、この陰陽の調和がとても大切です。
産後に目を酷使してはいけない理由
昔から「産後は目を使うな」と言われてきました。ところが現代では、出産直後からテレビを見たり、スマホでメールやLINEをチェックしたりする方が少なくありません。
しかし、これは産後の「血虚(けっきょ)」をさらに悪化させる原因になります。血虚とは、体内の血が不足している状態。女性にとって血は子宮や卵巣の働きを支える大切な要素です。出産で大量の血を失った直後に目を酷使すると、さらに血を消耗し、体の回復やホルモンバランスの調整が遅れてしまうのです。
男性の「目の使い過ぎ」と性機能低下
同じように男性も、パソコンやテレビの見過ぎは要注意です。目を酷使すると肝血(かんけつ)や腎精(じんせい)を消耗しやすく、結果としてめまいや性欲低下につながります。
実際に、性欲が完全になくなってしまった場合、改善は難しくなるケースも少なくありません。妊娠を望むご夫婦にとって、これは大きな問題です。
不妊治療は「老化との戦い」
不妊治療を考えるうえで大切なのが「老化」という視点です。
女性は35歳を過ぎると卵子の質が低下し始め、40歳を超えると妊娠率は急激に下がるとされています。男性も加齢により精子の数や運動率が落ち、受精や着床に影響を及ぼします。
つまり不妊治療は「時間との勝負」であり、同時に「老化との戦い」でもあります。だからこそ、できるだけ早くから体を整え、妊娠に適した状態をつくっておくことが重要です。
妊活はサイエンス ― 東西医学の統合
妊活は「科学」です。基礎体温やホルモン値の測定、卵胞チェックや精子検査といった西洋医学の科学的な検査・治療は、とても大切な指標になります。
一方で、東洋医学には「血虚」「腎虚」「冷え」といった概念があり、体全体のエネルギーバランスや生活習慣を整えることで妊娠力を高めるという強みがあります。
当院では、この両方を統合的に考えています。
「東洋医学の知恵」と「西洋医学のサイエンス」を組み合わせることで、より確実に妊娠しやすい体づくりをサポートしています。
当院の不妊治療について
当院では、一般的な体調改善の鍼灸だけでなく、不妊治療にも力を入れています。妊娠を望まれている方に対しては、カウンセリングを通して体質や生活習慣を丁寧に確認し、最適な施術プランをご提案します。
「冷え」「血流の滞り」「ホルモンバランスの乱れ」など、一人ひとり異なる不妊の原因に合わせて施術を行うことで、妊娠しやすい体づくりをお手伝いしています。
まとめ
「目の使い過ぎ」は軽く見られがちですが、不妊や産後の体調不良の大きな要因のひとつです。そして不妊治療は「老化との戦い」であり、東洋医学と西洋医学を組み合わせたケアがより効果的です。
もし妊活や産後の体調管理でお悩みの方は、生活習慣の見直しと合わせて、鍼灸によるケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
当院では、不妊治療を含めた鍼灸施術を通じて、皆さまの健康とご家族の未来をサポートしています。お気軽にご相談ください。
【専門家が解説】「腰痛の85%は原因不明」でも治る理由 〜東洋医学から読み解く現代腰痛の本質〜
こんにちは、とくなが鍼灸整骨院の院長 徳永
です。
臨床経験17年、これまで延べ5万人以上の患者さまの施術を行ってまいりました。
その中でも、特に多くご相談をいただくのが「腰痛」に関するお悩みです。
現在、日本には約2800万人の腰痛有訴者がいるとされており、これは成人の約4人に1人が腰に問題を抱えているという計算になります。
■ なぜ、腰痛は現代人にとって「宿命」なのか?
人間は進化の過程で四足歩行から二足歩行へと移行しました。
これにより、両手が自由に使えるようになった反面、上半身の重みを常に腰椎で支える構造となり、慢性的な腰部への負担がかかるようになったのです。
さらに現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用、運動不足などにより、長時間座位の姿勢を強いられる生活が主流です。
このような姿勢習慣は、腰部筋肉・関節に不自然な負担をかけ、腰痛を引き起こす大きな要因となっています。
■ 85%の腰痛は、画像診断では原因がわかりません
医療機関においてレントゲンやMRIを撮っても、「異常なし」と言われるケースが多くあります。
実際、腰痛の**約85%**は「非特異的腰痛」とされ、原因が明確に特定されていないのが実情です。
逆に言えば、「異常が見つからなかった=問題がない」というわけではなく、
現代医学では捉えきれない原因が、体のどこかに潜んでいる可能性があるのです。
■ 東洋医学が得意とする「原因不明の腰痛」へのアプローチ
私たち東洋医学の専門家は、目に見える異常だけでなく、体全体の「気・血・水」の流れや、五臓六腑のバランスを診ていきます。
東洋医学では腰痛を、以下のようにタイプ別に分類し、体質や生活環境に応じた施術を行います。
① 気滞(きたい)タイプ:ストレス・自律神経の乱れによる腰痛
特徴:動くと楽になる。痛みが日によって変動する。
現代でいうところのストレス性の腰痛に該当し、自律神経や気の巡りを整える鍼灸治療が効果的です。
② 湿熱(しつねつ)タイプ:湿気や食事の影響
特徴:重だるさ、梅雨時期や湿気の多い地域で悪化。
脂っこい食事・甘い物を好む方に多く、消化器系の負担や体内の余剰な水分・熱が原因とされます。
③ 瘀血(おけつ)タイプ:血流の滞りによる痛み
特徴:刺すような痛み、夜間悪化、冷えを伴うことも。
「血」の巡りが悪く、慢性痛や女性特有の症状にも関連しているケースが多いです。
④ 腎虚(じんきょ)タイプ:加齢・体力低下が引き金
特徴:慢性的な鈍痛、疲れやすい、足腰のだるさ。
「腎」は東洋医学で生命エネルギーの貯蔵庫とされ、加齢や過労で腎が弱ることで腰痛が発症しやすくなります。
■ 鍼灸治療は「自然治癒力」を最大限に引き出します
東洋医学的な鍼灸治療は、単に痛みを取るだけでなく、
気血の流れを整え、自律神経やホルモンバランスを安定させることで、身体全体の回復力を高めることを目的としています。
これは薬物療法と併用しても問題がなく、副作用の心配もないため、近年では病院での治療と並行して鍼灸を取り入れる方が増加しています。
■ 最後に 〜腰痛で悩むすべての方へ〜
腰痛は、単なる「痛み」ではなく、身体の不調を知らせる重要なサインです。
そして、その原因は必ずしも腰だけにあるとは限りません。
もしあなたが、
「画像では異常なしと言われたけど、腰の痛みが取れない」
「慢性的な腰痛で、日常生活に支障がある」
とお感じでしたら、一度東洋医学の視点での診断と施術を受けてみてください。
当院では、臨床経験に基づいた丁寧な問診と施術で、あなたの身体の声に耳を傾け、最適なケアをご提案いたします。